2023.3.26. シン・仮面ライダー

朝から雨。ずっと雨。

仕事をひととおり終えてから一人ででかけた。今日は川崎まで庵野秀明監督「シン・仮面ライダー」を観に行く。

雨なのに結構人が歩いてるなぁ。でもこの天気じゃお花見は無理だから映画に行くしかないよね。
映画館も混んでいた。公開からまだ間もないからね。入場する時色紙の印刷物をもらった。なにこれ。

で、映画。冒頭からいきなり”現場”。本郷猛と緑川ルリ子の乗ったバイクが「三栄土木」と書かれたトラックに追われている。壮絶なカーチェイスのあと、バイクは投げ出され、緑川ルリ子はショッカーのクモオーグ(蜘蛛男)に捕まった。崖上に仮面ライダーが現れる。「バッタオーグ!完成していたのですか!」とクモ。崖上からバッタオーグが一気に飛び降りて壮絶な戦闘シーンが始まる・・・。
おそらく、TV版の仮面ライダー第一話の骨格をオマージュしながら話が進んでいる。ダム畔での戦闘シーン。戦闘アクションは現代ならではの見せ方。ショッカー戦闘員も顔が直接見えないようなマスクをしていて、どこかスターウォーズな感じ(?)もする。引き締まっていいシーン。クモオーグのセリフ回しはメフィラス的な構文喋り。庵野調として定着するのかな。
仮面ライダーって小さい頃に観ていたはずだけどほとんど忘れていたことがわかった。風を受けてベルトの風車が回ることでエネルギーが身体に蓄積されてスーパーパワーが発露するんだね。だからバイクに乗っているわけで。
次々とショッカーの怪人が出てきて緑川ルリ子と仮面ライダーが戦っていく。んだけど、まあ、あんまり書くとネタバレになるよね。

観終わって昼飯を食べて帰ってくる。まだまだ雨が降っている。

つべで検索すると、TV版仮面ライダーの第一話が公式に公開されていたので観てみた。ああ、さっき映画館で観たダム畔シーンで見覚えのある構図。あれもそうだしこれもそうだった。そうか、庵野監督はオリジナルをオマージュしながら自分のレイアウトで仮面ライダーのかっこいい戦闘シーンが撮りたかったんだろうね。おそらくそれに尽きる。
観客も仮面ライダーファンに設定していたと思う。「ご存知」だろう部分の説明を省いていた。でも、もともと本郷猛が「バイク乗り」だった設定はセリフだけじゃなくてちゃんと描いておいたほうがよかったね。
ショッカーの設定はTV版の方がふわっとしているわりに世界観に広がりがあってなんとなくイメージしやすい。「シン・仮面ライダー」ではAI化されてたりわりと詳しく具体的に説明があった。が、組織の世界的広がりが感じられず、最後は緑川家の”お家騒動”なの?って印象に集約されていた。
本郷猛役の池松壮亮さん。TV版で演じている当時の藤岡弘さんに雰囲気が似ていたことがわかった。
緑川ルリ子役の浜辺美波さん。ひたすらかっこよかった。浜辺さん出演の作品って初めて観たんだけど、印象がよかったなぁ。「言ったでしょ。私は用意周到なの。」 
ハチオーグのひろみ(演:西野七瀬)さんってTV版第一話から出てくるルリ子さん友人のひろみ(演:島田陽子)でしょ。この二人の関係性をもう少し過去を描いて掘ってくれたら盛り上がったかもなぁって思った。

エンド・クレジットで流れた子門真人さんの歌声にしびれた。
6638歩 4.6km 278kcal 21.3g

鎌倉
PENTAX SPF SMC-TAKUMAR35mmF3.5
2023年03月26日 | Posted in 甘露日記 | | Comments Closed 

関連記事