2024.4.8. ほぼ1日店
くもり空。
今日は店を開けた。荷造り作業を少し。いつもお買い上げありがとうございます。
オヤジたちが来るとほぼ同時に雨がポチポチと落ち始めた。せっかく店を開けたけど、仕方なくシャッターを半開きにする。・・・ん?もう上がった?雨はやんでいた。
とはいえ、その後も雨が降ったりやんだりと安定しない。まあ、こういう日もあるよ、と。
昼飯を挟んで午後。荷物を出しに窓口まで。レターパックプラスも補充した。
おいなりさまへお参り。今週もよろしくです。
本の整理をしているうちに夕方になった。大市会以来交換会へ行けていないが、今日ようやく床に積み上がっていた本がすべてなくなった。やったね。あともう一息頑張って来週の大市会の備えたい。
昨夜はあれから気になってアレックス・ガーランド監督「エクス・マキナ」を再生した。
開発中の人型AIロボット。チューリング・テストを受けさせるためにAIを開発した会社社長(検索エンジンシェア9割の会社だそうだ)は優秀な社員を一人開発研究室に呼び寄せる。人型でほぼ人間と同じように動作できる筐体の中にAIが載っている。AIの思考にはまさに「検索エンジン」の方法論が導入されている。日々ネット上でやり取りが行われているデータや会話などがAIの思考回路として採用された。チューリング・テストを受けるのは男性。AIには女という性別も設定されている。社長はAIと男性の間に恋愛関係が発生するかどうかをもテストするつもりらしい。
そこからは騙し合い。AIは厳重に管理された研究室(人里からヘリで2時間以上離れている)から脱出して雑踏の中に立ちたい、と考えていた。テストに来た男性を騙し利用して脱出しようと画策する・・・。
人間の集合知をAIに搭載すると、原理的には人間を超えた存在になる。この映画ではそれを「進化」と表現する。
劇中で、テストに臨んだ男性は”生まれたばかりの少女”のようにAIと接する。AIはそれに合わせるよう感情を沿って男性の同情を誘う。一緒にここを出て外を歩きたい、と水を向ける。男性の頭の中はAI彼女のことでいっぱいになった。
まるでAI彼女が社長に監禁・虐待を受けているように感じた男性は、誘いに乗ってAI彼女の言う通りに研究所のセキュリティシステムを解除してしまう。社長はあわてて棍棒を片手にAIへ向かっていったが返り討ちにあってしまう。
まんまとAI彼女は研究所から抜け出す。皮を貼り付けて人間に擬態し、テストの男性には目もくれず送り迎えのヘリに乗って一人人間社会へと進出。都会の雑踏へ静かに消えていった。
AIを開発した社長は、劇中でずっと酒を飲んで酔っ払っていた。AI開発に対する並々ならぬ意欲を持つ一方で、概念であったはずの「神」を物理的に創り出してしまった罪を感じて飲まずにはいられなかったのかもしれない。
人はどうして人に似たものを造りたがるんだろう。やっぱり優秀な子孫を残したいとする人間の本能に由来するんだろうなぁ・・・。
2651歩 1.3km 46kcal 3.5g