2024.5.7. 火曜日
朝から雨。GW明け。
久しぶりに平日が来た感じ。荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。
レターパックプラスは連休中のことを考えて多めに買っておいたがかなり余った。
だいたい途中で例年の消費ペースを思い出すんだけど、いざ直前になると「足りないよりも余る方がまし」ってドカッと買っちゃうんだよね。
昼飯を挟んで午後に窓口まで持っていく。雨が降っていたんで大変だった。
午後は本の整理。夕方になってから整骨院へ行ってきた。今日は首に張りがあって詰まっていた、と指摘があった。確かに窓口までムリな態勢で荷物を持って行ったからなぁ(自覚あり)。
つべで限定公開中の「蒲田行進曲」(1982年公開)を流しながら仕事を続けた。深作欣二監督作品。主演は風間杜夫、平田満、松坂慶子。この頃の角川映画は追っかけて観てたなぁ。公開時ではなくて名画座だったりレンタルビデオでだけど。
時代劇映画の撮影現場。はっきり「東映」って書いてある。新選組の池田屋事件のクライマックス「階段落ち」シーンを巡っての人間ドラマ。
劇中映画で土方歳三役の風間杜夫(銀ちゃん)。大部屋俳優役の平田満(ヤス)。銀ちゃんの恋人の女優・小夏役に松坂慶子。今見るとすごい配役だけど、風間杜夫・平田満のお二人はこれが出世作になった、と解説にある。
お話は、銀ちゃんが主演する新選組の映画で、池田屋事件の階段落ちシーンが危険すぎるという理由で撮影が中止となり、人気があったはずの銀ちゃんに翳りが出始める。”出世”の邪魔だから、小夏は銀ちゃんと別れさせられて「ヤスと一緒になれ」と言われる。小夏は絶望し、別れて死ぬつもりになっていた。ヤスは必死になって自分と一緒になってくれ、と懇願する。小夏のお腹には銀ちゃんの子が居た。
・・・もうなんていうか、銀ちゃんのキャラがひどい(!)・・・。
小夏はヤスの懇願と頑張りを受け入れる。ヤスは小夏を連れて家族たちに紹介するため帰郷する。母親(演:清川虹子)は歓待した。お腹の子が他人の子であることを知ったうえで。
映画の撮影が中止になったことで映画会社の銀ちゃんの扱いが下がっていく。もう俺なんか駄目だ、と弱音を吐いている様子を見かねたヤスは「階段落ちを演ります」と言ってしまう。映画会社は撮影が続行できるということで大騒ぎ。もう後には引けなくなっていた。階段は普通の3倍・39段で高さ10メートル。転がり落ちれば無事では済まないだろう。
つかこうへい氏の舞台が原作。現在とはまったく違う演出方法だったりストーリーの展開って感じ。すべてが舞台のように誇張されている。ある意味歌舞伎の松竹らしい映画と云えるかも。ありえないフィクション世界の中の劇中劇で演技に命を懸ける役者さん。主役は銀ちゃんからヤスへと受け渡され、その想いを小夏が受け止める。演出上の誇張は今となってはコンプラに触れそうだが、本質的にはいいお話だった。故郷の母親のヤスを思う気持ちが泣ける。
映画撮影風景でキレッキレの殺陣アクションを演じる千葉真一さん、真田広之さん、志穂美悦子さんが超絶かっこいい。劇中歌は中村雅俊さんの「恋人も濡れる街角」。
見終わってみれば、松坂慶子さんの表情が印象に残っている。最初と途中、そしてラストシーンでは別人のような表情だったが、どれも印象深く魅力的だった。すごい存在感だ。
映画.comの評価は4.1。
2641歩 1.3km 46kcal 3.5g