2024.9.6. 金曜日

晴れている。朝のうちは涼しかったけど、日中は真夏のような暑さ。

荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。
今日は店を開ける。午前中のうちに荷物を出してきた。昼飯を挟んで、午後は本の整理を始める。

夕方になって追加分の荷物を出してくる。シャッターを閉めたあと、オヤジは近所の整骨院へ向かった。やはり季節の変わり目になると腰が痛くなるみたいだ。まあ、年齢を考えたらそういうもんだろう。ワタシも行っている整骨院。てか、オヤジたちが通っていた整骨院にワタシも行っているってこと。今回久しぶりに通うことにしたみたい。

仕事をしながら、つべで「葬送のフリーレン」について語っている動画を聴く。作品のヒットした背景や、作者がどんな人でこういうお話を書いたのか、について語っていた。「魔王を倒した」というのは人生のうえでひとつ成し遂げたということの比喩で、たとえば大きく世の中で言えばこの国が経済成長を成し遂げた、になるし、個人レベルなら受験戦争に勝ったとか、にあたるそうだ。物語はその後から始まって、じゃ、経済成長したあと、受験戦争に勝ったあと、国は個人は幸せになれたのか(いや、かならずしもそうはならない)。登場してくる人物も、勇者パーティはヒンメルを筆頭に陽キャだったが、フェルンもシュタルクも陽キャ設定ではない。これがバブル景気を知る平成世代と知らない令和世代に対応している、とおしゃべりは続く。
なるほどねー、とは思うし、こういう仕掛けを組み込むことで物語を単なるファンタジーに終わらせず、どこかリアリティを担保して読者に当事者性を意識させているのかもしれない、のかな。まあ、でもこれは解説というよりは分析で、物語を書いて仕掛ける立場の人の解釈だよね。
おしゃべりは延々1時間以上続いたが、原作の情報量が多いためかそれでもしゃべり足りない様子だった。時折少し苛立っているように見えたが、それは、しゃべっている人の生きてきた軌跡のどこか(痛いところ)に作品の本質が触れてしまい、自分の心を守ろうとしているようにも見えた。
4700歩 2.8km 173kcal 13.2g

秋葉原
α5100 E20mmF2.8
2024年09月06日 | Posted in 甘露日記 | | Comments Closed 

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