2024.3.17. 西国分寺-お鷹の道・真姿の池湧水群-北府中
よく晴れている。
昼頃に二人で出かけた。南風が強いためか気温が高い。南武線と武蔵野線を乗り継いで西国分寺駅下車。駅前のお店でスパゲッティを食べてから散歩開始。武蔵国分寺公園を目指して歩き出す。すぐに目に止まったのは「東山道武蔵路遺構」の文字。古代の道が型取りのうえ保存されていた。わりと広くてまっすぐの道がここにあったみたいで、武蔵と足利をほぼ直線で繋いでいたようだ。今とはずいぶん違う交通の感覚だ。その道幅で現在の直線道路も復元されている。当時としたら大街道の大工事だったろう。
ハクモクレンが見頃の武蔵国分寺公園内を散策しながら南端まで突っ切った。その先に急で細い下り階段があり降りるとそこに「真姿の池湧水群」があった。いわゆる国分寺崖線下の湧水地。旧家のお屋敷がすぐとなりにあって景観もバッチリ。こちらは江戸時代中期にこのあたりを開墾した旧家のようで、近くの武蔵国分寺跡資料館前にはそのお宅の長屋門が復元・保存されている。お鷹の道も雰囲気がいいねぇ。資料館(有料)に入ってみると、国分寺跡から出土の遺物がいろいろと展示してあった。大きなジオラマ模型で当時の伽藍配置がわかるようになっていたのがよかったな。係の方が少し解説してくださったが、国分寺跡は「国指定史跡」となっているのでこの模型のような復元した建物は建てられない、とのこと。そういう決まりなのかね。平城京の建物とかは復元されているけど、あのあたりとは扱いが違うようで。もしかして国指定史跡だと自治体(国分寺市)ではこの規模の再開発許可はされないとか。
資料館を出て薬師堂を見学してから国分寺跡の歴史公園に入る。すぐ近くだった。講堂・金堂・鐘楼のあった場所の礎石の位置がわかるように土台の部分だけ復元されている。
国分寺崖線の上ではなくて下の広っぱに国分寺が展開されているのがわかる。とはいえ、崖線下には湧水もあるから古代からこのあたりは暮らしやすい場所だったんだろうね。
基本だだっ広い公園なので、近所の人が子連れで散歩してたり、ボール蹴ってたりしてのんびりした雰囲気。大きな桜の木もあったからもう少ししたらキレイに咲くんだろうなぁ。
公園エリアを出て南へ進んでいくと東八道路に当たる。西へ進むと武蔵野線の線路が見えてきた。立体交差点を左折して武蔵野線と平行する府中街道を南へ歩いていくと、左手に府中刑務所の高い塀が見えてくる。そこから500m進んだところに北府中駅があった。やれやれ、無事にたどり着いたね。線路の反対側は東芝府中エリアが広がっていた。
武蔵野線・南武線と乗り継いで帰ってきた。
12825歩 6.4km 235kcal 18.0g