2024.4.1. ほぼ1日店

雨が降ったみたい。次第に晴れてきた。

荷造り作業を鋭意。いつもお買い上げありがとうございます。今日は店を開けた。
オヤジたちは早速仕事を始めている。
荷物は午後になってから窓口へ出しに行ってきた。
シャッターを閉めてから追加分を出し、予約時間が来たので整骨院へ行ってほぐしてもらった。
本の整理を続ける。
夕食後はオークション落札品のメール書き。

昨日はオーバーホールから帰ってきたPENTAX MXにM35mmF2レンズを付けて撮っていた。もちろん、調子がいい。この調子いいときのシャッター音は覚えておきたいね。経年で油が飛んでくると鳴き始めるらしいので。不調箇所とされていたミラーの動きも正常に。TV値表示つまり露出計も正しくなったんだろう。それを確かめるにはフィルムを現像しないといけないんだけど、昨日は帰ってから急遽川崎まで「オッペンハイマー」のレイトショーを見に出かけたのでしてない。

で、クリストファー・ノーラン監督「オッペンハイマー」を観てきた。
基本会話劇なので情報量がものすごい。映像派のノーラン監督がこんなに大量のセリフを撮るとは思わなかった。物語の柱がいくつかあり、オッペンハイマーの人物像(共産主義)、原爆開発譚(科学と武器)、政治(ストローズ)と科学(オッペンハイマー)、科学(アインシュタイン)と科学(オッペンハイマー)などなど。もちろん複雑にそれらが絡み合っているから作劇上どれも削ることはできないんだろうけど、やはり映像派ノーラン監督をして”大量の会話劇”ってのはちょっともったいないと思った。ロスアラモスで原爆が完成して砂漠の真ん中で実験する場面がこの映画最大の見せ場だが、それなら武器として使用された場面も描いてほしかった。描くことでこの爆弾を実戦で使用した国が今現在どのようにその行為を把握しているのか、が映像から直接読み取れるから。監督は描写を避けた。エノラ・ゲイは出てこない。
代わりに描かれるのは、オッペンハイマーが戦後に英雄として讃えられないように仕向ける政治の力。まあ、そういうこともあったのね、とは思うけど、あれだけ長く描くべきテーマかなぁ。
オッペンハイマーは1960年に来日している。でも、広島と長崎へは行かなかった。そこにこそ彼の苦悩と葛藤が現れていると思うんだけど、映画では描かれなかった。
いろいろな要素をあえて大量に盛り込むことで、描かなければいけないことを描かなかったような気がしている。
4038歩 2.0km 72kcal 5.5g

剣埼灯台
α7III smc PENTAX-M40mmF2.8
2024年04月01日 | Posted in 甘露日記 | | Comments Closed 

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