2024.12.8. 日曜日
よく晴れている。
昼頃に二人で出かけた。横須賀線で品川駅下車。エキュートで昼飯にサンドイッチを買い、隣駅の高輪ゲートウェイ駅コンコースベンチに腰掛けて食べる。カツサンドとイチゴサンド。うまかった。ステーションピアノでクリスマスソングを弾く人がいらした。拍手したかったけど、カツサンド持ってたからできなかった。
高輪ゲートウェイ駅。前回来たのは高輪築堤が出た、と最初に話題になったころ。当時駅前は完全に更地だったが、今日は巨大なビル2棟がほぼ完成していた。内装等はこれからだろうからオープンまで半年以上はあるんだろうか。
高輪二丁目交差点の横。今回発掘された高輪築堤遺構の見学会が開かれていたので訪れた。見学会というだけに案内の紙を1枚いただき、その説明を読みながら人だかりしている実際の発掘現場を覗き込んだ。まるで古墳や貝塚が発見されたかのような様子。石垣が積まれていて、あのあたりに海面があったのかな、と想像する。現在の国道15号線から東側は鉄道ができたころ(明治初期)まで海が広がっていた。まあ、それにしても明治以降に建設された鉄道線路が明確な記録のないまま埋め立てられていたってのも興味深い。「出土品」も展示されていたけど、錆びた犬釘らしき鉄道関係のものもあったが、ほとんどが茶碗など生活用具のゴミみたいだった。どこから土を持ってきたのかな(^^;。
遺構の見学を終えて高輪二丁目交差点に戻る。信号を渡って桂坂を登っていく。坂のてっぺんには見覚えのある建物があった。高輪消防署だ。そのまま二本榎通りを散歩することにした。伊皿子に向かって歩いていく途中に右に降りていく坂があり、くねくねと学校敷地の間を通す路地を進む。途端に開けた場所に出た。泉岳寺の山門前だった。門の横には大石内蔵助の銅像が建っている。正面に本堂はあるのだけど、訪れる人のお目当てはやはり赤穂浪士の墓所。立派な石造りの参道のさきには入場料のかかる墓所と記念館がある。記念館前には休憩所が設けられていて、ベンチやテーブルがあり、キッチンカーが出張ってお茶や軽食を楽しめるようになっている。いや、なかなか。
せっかくだからキッチンカーでケーキを買って一休み。なかなかおいしかった。休んでいる間もひっきりなしに墓所へ向かう集団が目の前を通過していく。12月といえば赤穂浪士討ち入りがあったわけだからねぇ。時期はピタリだよね。
再び二本榎通りに戻り、伊皿子から聖坂へと入っていく。三田台公園(旧華頂宮邸跡)に寄ったり、亀塚公園の亀塚に登ったりする。丹下健三設計のクウェート大使館を過ぎるとその先には人だかりがあった。見ると、妙な建物を見学しているようだった。なんだろう?このビル。まわりは再開発で更地になっているなか、ポツンと妙な形のビルが一棟だけ夕日に照らされ屹立していた。写真を何枚か撮影して通り過ぎる。
潮見坂、蛇坂を抜けると国道1号線に出る。慶応大学前に出て慶應仲通り商店街を通って田町駅に至る。JR線を乗り継いで帰ってきた。
あとで女房に聖坂のビルは「蟻鱒鳶ル(ありますとんびる)」という名前だったと教えてもらった。何度かここには来たことがあったが気が付かなかった。それもそのはず。ストビューを見たら建築シートがかけてあって中がまったく見えないようになっていた。
なかなか楽しい散歩になったよ。
16500歩 9.9km 617km 47.1g