2022.5.2. ほぼ1日店
午後から晴れてきた。
昨日は雨の日曜日になり、午後は動画サイトで「シン・エヴァンゲリオン3.0+1.01」を久しぶりに観た。劇場で一度観て以来2度目。
再び観て確認できたのは、やはりお話らしいお話がほとんどなかった、ということ。ハデな戦闘シーンは各所にあったものの、なぜこのシーンが描かれているのか、が結局はわからないまま場面は進んでいく。おそらく、細かい設定は山のように積み上がっているんだと思う。作品として分析しているつべの動画を観てみるとそれはよくわかる。作中では初めて聞く難しい用語が飛び交っていた。でも、そこまで細かく設定した”場”で描くべき物語は監督の中でもうすでに失われていたようだった。エヴァ世界を終わらせるために作られた映画だった気がした。
伝説となっているTV版25,26話は予算や制作時間が取れずにやっつけで作られた、とまことしやかに云われていたが、この映画の最後の最後で再び登場した。監督の中ではあれも正式な一つの終局だったんだと思う。主要登場人物たちがひとりひとり自己の内面を語り、映画の場から去っていく。次々と「エンジェル・ビーツ」的に成仏していった。最後に主人公のシンジは実在の宇部新川駅(監督の生誕地)の実写映像の中にマリと共に溶け込んでエンド・クレジットとなる。シンジは監督の分身だったんだね。
夜、また雨が降る。
6372歩 4.1km 239kcal 18.2g
2022年05月02日 | Posted in 甘露日記 | | Comments Closed