2022.7.3. ボテロ展
くもり空。
今日は渋谷までボテロ展を観に行くことになった。時間で予約を取った。このシステム、思っていたより安心でいいね。これからも続けてほしい。
お昼すぎに二人で出かけた。渋谷駅で地上に出るのはひさしぶりかも。ハチ公のあたりを歩いていたら雨がパラパラと。え、夜じゃなかったっけ?
最近女房がお気に入りのパン屋さんでイートイン。おいしいサンドイッチとカフェオレを頂いた。カフェオレが思っていたよりもちゃんとしていて美味しかったな。渋谷なのにすいててよかった。
入場時間まで間があったので、南口あたりを散歩。雨がぱらついていたから屋根付きペデストリアンデッキ(?)の上から渋谷駅を眺めた。やはりこちら側もバスターミナルだった場所の上に建物が建つみたいだね。ビルの1階がバスターミナルって手もあるか。
まだ間があったので、宮下公園のそばにあるパン屋さんにも行ってみようよ、と歩き出す。雨はぱらついていたが、傘をさすほどでもなく。”街路樹の傘”でなんとかお店の前に到着。キャットストリートの入り口から少し中に入ったわかりにくい場所。女房に頼んでいくつか買ってもらった。
その足で宮下公園へ。揚げたてのカレーパンを一つ食べる。熱々でおいしかった。
さて、ボテロ展。すんなり入場したところ、中はそれなりにお客が入っていた。今日が最終日。初期作品が2つ展示されていた場所からあとは、すぐにドーンと大きな絵が架けられている。これはすごい。ウェブや図録で観た印象とはまた全然別の面白さがある。やはり目の前で、この大きさで、存在している、というのがすごい。圧も感じる。
副題でも「ふくよかな」と書かれているとおり、人物や物がFATにデフォルメされて描かれているわけだけど、そのうえさらに絵の大きさという要素が加わっていて、より迫るものを感じる。色も鮮やかで目を奪われる。
大きさというのは絵画作品にとってかなり重要な要素だとわかった。デフォルメといえばこれ以上のデフォルメはないとも言える。実物よりも大きく描くことって、それも人物だけじゃなく静物をひとつドーンと壁一面の大きさに描くこと自体が表現だなぁ、と思う。
描かれている”登場人物たち”は皆一様に無表情。目の焦点が合っていないどこを見ているのかわからない人たちばかり。南米の人たちってそういう人が多い?そんなことないよね。誰も笑ってない。これはなんだろうなぁ。
絵のようで、人形のようで。それでいて圧もある。とても個性的な作品群だった。おもしろかった。
7926歩 5.5km 347kcal 26.5g